欧州におけるAppleの見本市としては最大規模の「Apple-Expo」が、現地時間9月12〜16日にかけてパリで開催されるが、Steve Jobs氏をはじめAppleの関係者は基調講演を行わないという。
Jobs氏らが登壇しないのは、フランス政府がAppleに「iTunes」のDRM(デジタル権利管理)を強制的に公開させようとしたことに対する報復だとか、Jobs氏の健康状態が悪化しているためだとか、うがった見方も出てきている。より可能性が高いのは、同社はWWDC(Worldwide Developers Conference)で多数の新製品を発表し尽くしてしまい、Jobs氏がパリへ出張っていくほどの理由がないといったところだと思うのだが。
そもそも「Digital Journal」が指摘しているように、AppleがパリでのApple Expoで基調講演を行わないのはこれが初めてではない。
実のところJobs氏は、一昨年から基調講演に出席していない(2004年当時、Jobs氏はガンの手術から復帰したばかりだったので、Phil Schiller氏がプレゼンテーションを行った。2005年は「iPod nano」の発表のために欧州入りしたものの、基調講演には現れなかった)。
ところが、Apple Expoでは基調講演を行わないのに、2006年9月26日の「Photokina」カンファレンスには人を送るという。Photokinaは写真および画像業界向けのカンファレンスで、隔年9月にドイツのCologne Trade Fairで開催されている。「Macworld UK」も、「ケルンで行われる写真業界の見本市に、Appleが初めて参加する」と報じた。
Appleが同カンファレンスで新たな製品を発表するのではという噂がすでに飛び交っているが、わたしはそれほど大きな動きはないだろうと見ている。せいぜい、同社のプロ用写真加工アプリケーション「Aperture」がアップグレードされるくらいではあるまいか。
(Jason D. O'Grady)
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