Appleが「Pod」という語句を含む商品を取り締まっているのは、よく知られた話だ。老若男女に愛されているリンゴマークの会社、もといAppleの弁護士たちは、「Pod」と名の付くウェブサイトや各種製品、雑誌を徹底的に排除してきた。そんなAppleの理事会が次に狙っているターゲットは、アダルトグッズ製造業者だという。
「OhMiBod」という、思わず苦笑してしまうような商品に関する販促メールを受け取ったことはないだろうか。自称、「まったく新しいプラグインプレイ体験を実現」する「iPod」用アクセサリであるらしい。同製品を販売しているサイトでは、こんな風に説明されている。
OhMiBodをiPodに接続して音楽を再生すると、リズムや音の強弱に合わせて自動的に振動を始めます。お気に入りの曲を、文字通りカラダで感じましょう。
な、なるほど、悪くない…かも?(ゴホッ、ゴホッ)。
日本でも同様のアダルトグッズが登場する可能性があり、Appleは大いに眉をひそめている。その名も「gPod」と呼ばれる同製品は、見た目は「大人のおもちゃ」そのもの。やはりiPodにつなぐと、再生中の音楽に合わせて震えるという。何のために使うのかは、推して量るべしといったところだ。
gPodの販売を計画しているのは、大阪にある従業員数2名の小さな会社で、亀田一郎氏が社長を務めている。毎日デイリーニュースの報道によると、亀田氏は同製品の特許をすでに取得しているが、名称の使用をめぐりAppleから訴訟を起こされているという。
日本の特許庁は2005年8月、亀田氏に同デバイスの使用許可を与え、その2か月後には亀田氏が同デバイスに付与した商標も承認した。だが同氏は、いまだにgPodを販売できずにいる。gPodの「g」が、「Gスポット」や「自慰」を連想させる点が問題になっているのだ。こんな名前を選んでしまったことを、腐ったリンゴをかじったときと同じように、亀田氏は後悔しているはずである。
もっとも本人は、gPodは性的な製品ではないと抗弁している。
わたしが「ビート・ジェネレーター」と呼んでいるデバイスをめぐる紛糾は、すでに収束したというのが事実だ。3つの音声動作モーターを搭載するビート・ジェネレーターは、まさに革命的な発明と言える。iPodだけでなく、携帯電話などにも接続して使用でき、特定の音声にのみ反応するようにプログラムすることもできる。
AppleはOhMiBodや類似品の「iBuzz」は見逃しているのに、なぜgPodを標的としているのだろう。iBuzzなどは、「音楽によって動作させるiPod対応セックスグッズ」とはっきり銘打っており、AppleがiPodのプロモーションで使っている人物のシルエット描写を、セクシーな雰囲気に変えたパロディまでサイト上で公開しているというのに。
(Jason D. O'Grady)
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