Ciscoのシニアバイスプレジデント兼法務顧問のMark Chandler氏が、同社の商標「iPhone」をAppleが侵害した件について、ブログにコメントを投稿した。同氏によると、「CiscoはAppleのすぐれた技術やしゃれたデザインに対して訴訟を起こしたわけではない。損害賠償や使用料を支払ってもらいたいからでもない。これは、純粋に商標を侵害されたことに対する訴訟なのだ」という。
米国時間1月10日、Ciscoは今回の問題に関する次のようなプレスリリースを発表した。
本日Ciscoは、AppleがCiscoの登録済み商標権「iPhone」を侵害し、意図的に複製し、使用するのを防ぐため、同社に対する訴訟をカリフォルニア州北部連邦地方裁判所に提起した。
ブログの方はプレスリリースよりも砕けた物言いの内容になっており(ブログは本来そうあるべきだ)、Appleに対するCiscoの同情的かつ人間的な心情がかいま見られる。
「MacWorld」では、新しい携帯電話技術の特許が保留状態になっているという話しが出ていた。Appleが知的所有権を尊重する企業であることは間違いない。立場が反対であったなら、Appleも自社の商標を他社に堂々と使わせたりはしないだろう。異なるビデオフォーマットを使っているのだから大丈夫と、だれかが「iPod」という製品を売り出したら、Appleはどうするだろうか。答えは分かり切っている。Appleがみずからの商標権保護に強い姿勢で臨んでいることは、周知の事実なのだから。だがそれならば、Appleも他社の商標を尊重しなければならないはずである。
今回の問題に対するApple側の考えも聞きたいが、同社は完全に口を閉じ、貝になってしまっている。Appleにはぜひとも公式サイトにブログ専用ドメインを用意してもらい、こういった話題を大いに語ってほしいものだ。MicrosoftやCiscoのような公式ブログを運営している大企業に、Appleも続いたらよいのにと思っている。
(Jason D. O'Grady)
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