米国時間6月12日の「Worldwide Developers Conference(WWDC)」で、AppleのIntelベースマシン向けのWindows/Macデュアルブートアーキテクチャ「Boot Camp」に関する非常に興味深いニュースを耳にした。更新される前のApple公式サイトのBoot Campページによると、同社は間もなくリリースされる「Mac OS 10.5/Leopard」に合わせてBoot Camp技術を大きく変更したという。
Mac OSを完全にシャットダウンしてWindowsをコールドブートする代わりに(この作業には15〜20秒かかることがある)、Mac OSを「スリープ」状態にし、Windowsにログインできるようになったというのだ。
Leopardでは、新しいAppleメニューアイテムから「Restart in Windows」を選び、Mac OSとWindowsをすばやく切り替えることが可能になる。このときMacは「安全なスリープ」モードに入るので、もとの状態にすぐさま戻ることができ、毎回コンピュータを再起動する手間が省ける。WindowsからMacに戻る場合は、同様にBoot Campシステムトレイの「Restart in Mac OS X」メニューアイテムを選択する。Windowsは休止状態となり、再びWindowsを動作させるときは最後の状態を復活させられる。(更新前のBoot Campページより)
不可解なことに、Appleはこの「高速リスタート」機能に関する記述を、Boot Campページから完全に削除してしまったようだ。ウェブサイト「MacRumors」では、同ページのGoogleキャッシュを見ることができる。
本ブログでWWDC予測をした際に言及したとおり、この機能によってBoot Camp(Virtual Campと言ってもよいかも?)の完全な仮想化が実現に一歩近づくはずだった。
それなのに、どうしてAppleはこれを推し進めなかったのだろう。
MacRumorsサイトに寄せられたコメントが示唆するように、同機能がBoot Campプログラムマネージャーの逆鱗に触れてしまったのだろうか。あるいはParallelsやVMWareが、Appleは彼らのサードパーティ開発者が生み出した技術を盗んでいると糾弾したのかもしれない。はたして問題のスリープ機能は、Leopardの完成版に搭載されるのだろうか。
陰謀の気配をかぎ取った読者がいるなら、ぜひとも高説を拝聴したい。
(Jason D. O'Grady)
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