同僚から、先日アップルストアで、興味深い体験をしたという話を聞いた。
修理に出したMacを引き取ろうと、いつものようにアップルストアへぶらぶら出かけた。その途中、黒のレザージャケットでばっちりキメた男(カーキ色の清潔なシャツと高そうな靴を身につけ、まるで全部を一緒にそろえたみたいだった)が近寄ってきて、自分の代わりに「iPhone」を2台買ってくれないかとわたしに言う。どういうことかといぶかしく思ったが、男は数百ドルの札を取り出し、クレジットカードで買ってくれるなら、iPhone1台につき20ドルを支払うと持ちかけてきた。損な話ではないと思い、わたしは自分のiPhoneで州税を計算し始めた。すると男は、端数は考えなくてよい、釣りは取っておけと言って、わたしに900ドルを手渡し、外で待つそぶりを見せた。
そこでわたしは店に入り、2台のiPhoneを持ってレジへ並び、クレジットカードを出した。レジ係は会計をしようとしたが、アップルストアのほかの店員がわたしをにらみ、あのレザージャケットの男に頼まれたのではないかと聞いてきた。そうだと答えると、iPhoneは1台販売するごとに購入者の氏名を控えねばならないので、それはダメだと言われた。店内に入ってきたレザージャケットの男が、どこに問題があるんだ、自分はただクレジットカードを持っていないから代理を頼んだだけなのにと食い下がったが、店員は男に立ち去るよう告げた。
男に金を返してから、こういうことはよくあるのかとアップルストアの店員に聞いてみたところ、あると言われた。外国なまりのあったレザージャケットの男は、おそらくはiPhoneのロックを外し、国外に持ち出すか、Appleが許可していない何らかの操作をするつもりだろうということだった。
まったく奇妙な話ではあるが、それでもAppleは、iPhoneの「クレジットカードによる購入の義務づけ」に固執し続けている。
読者の中にも、iPhoneを買ってきてほしいと頼まれた人がいるかも?
(Jason D. O'Grady)
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