Bill GatesなどのMicrosoft幹部は米国時間13日、「Professional Developers Conference(PDC)」において、「Vista」「Office 12」などの新製品の詳細を明らかにした。下のスクリーンキャプチャは、Office 12(正式名称は「Office 2006」になるのか、それとも「Office 2007」になるのか)の「Word」のインターフェースのサンプルだ:




これらの変更されたインターフェースやその他の機能をわれわれが使えるようになるまでには、もう1年かそれ以上かかる。Microsoftはすべての新しい機能が全部出揃うまでユーザーを待たせるのではなく、改善されたインターフェースを、無料か、小額で提供し始めたらどうだろうか。このインターフェースがユーザーの生産性を本当に向上させるものであり、それでいて、その根底にある機能を変更せずに済むのであれば、「クラシック」と「ニュー」のオプションを作って、ユーザーに使いたい方を選択させればいい。もちろん、ユーザーやIT関連企業は数カ月ごとに違った操作方法を学習させられることを好まないが、パッチは別としても、現在同社が行っているOfficeのアップデートは旧態依然としたやり方だ。継続的改善に焦点を合わせて、新しいインターフェースのスキンを使うか、あるいは機能をプラグインで付け加えるかを、ユーザーに選択させるのが好ましい。
アップデート:PDCでのGatesの基調演説のビデオを見ているのだが、新しいOffice 12のインターフェースが備える機能性は、各アプリケーションを操作したり、意思を表現したりするためだけのものではないようだ。アップデートに何年もの時間をかけ、新しい機能の価値を人々に無理やり納得させようとするのは、Microsoftのいつものやり方だ。ユーザーのほとんどは、それらの新機能の多くを必要としていないし、しかも、これらを使おうとすると、Microsoft製サーバソフトやWindowsのアップデートが必要になる。
だが今の時代、ソフトウェア開発における新しいキーワードは継続的改善だ。18カ月とか2年先に「もっと良く、もっと速い」と謳われる高価なアップデートを提供するやり方ではない。Officeは2006年後半に出荷される予定である。MicrosoftによるとOfficeユーザーは4億人いるということだが、これらのユーザーのほとんどは、現時点での最新バージョンにあたる「Office 2003」にさえアップグレードしていない。Microsoftがこれまで採用してきた命名規則に従えば、Office 12はOffice 2007と呼ばれることになるだろう。ソフトウェアの継続的改善をユーザーに提供し、パートナー企業と協力してOfficeをめぐるプラグインのエコシステムを構築していけば、この製品はMicrosoftだけではなく、ユーザーにとってより優れたプラットフォームになるのだが。
(Dan Farber)
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