わたしは前回のブログでBill Gatesに宛てて、Office 12が2006年後半か、あるいはこれが延期されて2007年に出荷される前に、改善されたインターフェースのいくつかを公開してはどうだろうかと書いた。このブログに対して、MicrosoftでOffice担当シニアバイスプレジデントを務めるSteve Sinofskyから、返信が届いた。
ハイ、Dan。あなたの言うことはもっともだ。われわれも継続的改善に真剣に取り組んでいる。われわれは現在、製品に対する顧客の利用経験に基づき、現在2つの方法で作業を進めている。
毎週、われわれはテンプレートやクリップアートなどの補助的な素材をwww.microsoft.com/officeに追加している。ここでは、顧客の素材に対する評価や、Officeヘルプシステムに寄せられる質問などの情報が活用されている。
われわれは、サービスパックを使って、Customer Experience Improvement Program(カスタマエクスペリエンス向上プログラム、プログラムでエラーが発生すると表示されるダイアログのこと)で報告される、ユーザーの現場で発生している様々な品質上の問題に対し、アップデートを行っている。サービスパックは、Office XPのリリース以来、約6カ月おきにリリースされてきた。こうすることで、製品の品質は大きく改善している(もちろん、読者の中にはまだ問題を抱えている人もいると思う。われわれは問題を解決すべく今も作業中だ。問題に遭遇したらとにかく、ダイアログのボタンをクリックしてエラーを報告して欲しい)。
上記のサービスではどちらも、匿名、秘密厳守、オプトインの原則が適用されている。
製品に大幅な改善を施すなら、上記のような方法を用いてユーザーに提供するべきだ、というあなたのフィードバックは理解できる。だが、Microsoftの顧客のなかには、主要製品の機能やUIが大きく変わると、その分だけ管理が難しくなると述べる人が多い。だから、われわれは、改善点をメジャーリリースで公開することにした。たとえ、これらの改善をオプションとしてリリースしても、IT管理者にとっては頭痛の種が増えるだけだ。
あなたが新しいインタフェースを早く使いたいと言ってくれて嬉しい。われわれも読者の皆さまに早くこれを届けたいと思っている。Bill Gatesが今朝(のProfessional Developers Conferenceでの講演で)述べたように、ベータ版は2005年末に出るし、正式版は2006年にリリースされる。
-Steven Sinofsky
さて、Sinofskyからのメッセージに対する返事を以下に記そう:
私の投稿に返事してくれてありがとう。やはり、2年かそれ以上の時間をかけてユーザーインターフェースを改善するのはユーザーに不親切だという、僕の考えは変わらない。Microsoftがこうした方針をとらなければならない理由の一部として、頻繁なアップデートを好まない大企業ユーザーの要望に沿うビジネスモデルや、Microsoftの開発文化が挙げられるだろう。アーキテクチャをもっとオープンにしたらどうだろうか。そうすれば、開発者の革新のスピードも速くなる。これらのコンポーネントのディレクトリを作ってそれらを認定し、SalesforceがAppexchangeでやろうとしているような、新しい市場を生み出すなんていうのは、いかがだろうか?
(Dan Farber)
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