SOA Softwareが、Merrill Lynchの社内で開発されたプラットフォームを買い取り、これを販売していくと発表した。買収されるのは、、CICS系のアプリケーションをWebサービスに対応させるプラットフォームで、X4ML Mainframe Webサービスプラットフォームと呼ばれる。SOA Softwareは、同プラットフォームだけでなく、このシステムを構築し、保守する人々も一緒に買い取ると発表した。
NetworkWorldのAnn Bednarzも、この買い取りのニュースを彼なりの視点でとり上げた記事を書いている。同氏は、これが興味深いトレンドを示すものだと述べている。Bednarzは、企業のIT部門が、自分たちの作成したソフトウェアを社外のベンダーに売リ始めていると指摘する。これにより売り手と買い手はWin-Winの関係を築いているようだ。ベンダーとしては、すでに大企業でテストされて動作が保証されている商品を獲得できるし、売り手の企業は非戦略的なIT資産で、現金を手に入れられる。また売り手企業の従業員は、先進的な環境に身を置くことができる
過去にも、金融機関が技術プロダクトを開発し、これらを商品として、他の銀行に提供した例があった。これによって、その金融機関は初期投資を回収し、保守経費を最小化するという類似の例があった。
ただし、Bednarzは、ITプロジェクトの成果物を売りさばくことについて、いくつかの注意点を挙げている。同氏のあげる注意点とは、従業員が先進的な環境についていけないかもしれないこと、高度にカスタマイズされたプロダクトがより幅の広い一般市場には向いていないかもしれないことなどだ。特許に関わる問題もまたプロダクトのスピンオフを妨げる可能性がある。
だが、WebサービスとSOAが、IT基盤として重要な役割を担うようになるにつれて、ある避けがたい事実が浮上してくる。それは、人々がサービスの消費者であると同時に生産者にもなってきているということだ。そして、人々が社内運営のために作成するサービスは、外部の第三者が使うだけの価値があるものである可能性は大いにあるということだ。StirkeIronのBob Brauerなど、先進的な考えにあふれる人々は、トランザクション単位でWebサービスを売る際の価格モデルなどを現在考えているところだ。
近い将来、われわれみんなが、自分で作ったアプリケーションの一部をより広い市場で提供するようになるのかもしれない。
(Joe McKendrick)
※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。
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