グーグルがマイクロソフトのDRM普及の立役者になる?

February 1, 2006 08:09 PM
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 ZDNetに掲載されたReutersのニュースより。

米国時間1月31日付けのNew York Postの報道によると、インターネット大手Googleとデジタル音楽配信サービスプロバイダーNapsterが、前者による後者の「全面的な買収」を含む「提携の拡張」について検討していることを、匿名の情報提供者が明かしたという。(中略)Googleはみずからサービスを立ち上げるのではなく、Napsterからデジタル音楽サービスを提供してもらうことを視野に入れ同社と話し合ってきたと、Postの記事には記されている。

 この報道が真実ならば、Googleとデジタル制限管理(Digital Restrictions Management:DRM)の関係に関して、興味深い問題が生じることになる。Napsterが提供するコンテンツは、Microsoftの「PlaysForSure」に準拠している。これはつまり、NapsterはMicrosoftのDRMを用いて、オンラインサービスを通じて配信するコンテンツを保護しているということだ。ところが、先日報じられたとおり、Googleも現在独自のDRM(GRMと言うべきか?)を運用している。GoogleがNapsterを取得した場合、これら2つのDRMをどうやって調和させるのだろう。Napsterの「Napster-to-Go」サービスを利用しているユーザーに対して、GoogleはMicrosoftのDRMを適用し続けるしかないだろう。というのも、同社のDRMは、市場に出回っているいずれの携帯デジタル音楽プレイヤーでもサポートされていないからだ。Google自身が自社のDRMを市場で普及させる戦略を採らなければ(すなわち、Google版DRMをサポートするデバイスがおそらく早晩登場するだろうということだが)、だれからも一顧だにされないだろう。反対に、もしGoogleがMicrosoftのDRMに準拠し続けるとしたら、それはMicrosoftの大金星ということになる。例えば、Googleの「AdSense」ネットワークが、MicrosoftのDRMによってコンテンツが保護されているNapsterの音楽ストアへのアクセスを増やすという事態を想像してみてほしい。一夜にして、GoogleがMicrosoftの技術と市場をつなぐ最大のチャンネルと化すわけだ。そう、Microsoftがメディアをも支配するようになるかもしれないのである。

(David Berlind)

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