「Google Health」と呼ばれる、今も開発中のGoogleのサービスを統括しているAdam Bosworth氏が、医療ケア業界の現状と同社がこれをどう改善していくかについて、プレゼンテーションを行った。今年の6月には、医療コンサルタント企業を経営するVince Kuraitis氏が、まだ謎の多いGoogle Healthをブログで取り上げ、Bosworth氏の発表に散りばめられたヒントを元に、同サービスの未来像を次のように描き出している。
Google Healthが展開していこうとしている技術モデルに関して、(Bosworth氏から)数多くの手がかりを得ることができた。
- 患者中心主義
- 個人用の医療ケアURL
- 医療情報を収集および保管する自動データメカニズム
- XMLやCCR(Continuity of Care Record)標準といった、互換性の高い技術規格
- ユーザーインタフェース
- 適切なセキュリティおよび秘密保持対
- (長期にわたり積み重ねていく)付加価値
「Healthcare Blog」サイトもKuraitis氏が示した予想図に同意しているが、1つだけ、独自の視点を披露している。早晩、23andmeがGoogle Healthに吸収されるのではないかというのだ。
(自分の意見をきっちりまとめて書かなかったわたしの怠慢のほかに)Kuraitis氏のブログと異なる点があるとすれば、Googleによる興味深いベンチャーキャピタル投資を指摘できることである。投資の相手は、23andmeだ。
23andmeは、Googleの共同創立者Sergey Brin氏が、同氏の妻とともに興した新興企業である。ここへきて、ユーザーが自分自身の健康情報にアクセスし、管理していくための舞台は整った。遺伝情報を科学的に調査して、みずからの心臓疾患を診断し、実際に心臓発作などが起こる何年も前に予防措置が取れるようになる日が、いつかやって来るのかもしれない。ユーザーの自己診断を可能にするには細心の配慮が必要になると思われるが、もしGoogleがこれを成功させたなら、社会や生活の質に与える影響は計り知れないほど大きいだろう。
Googleはこれと同時に、膨大な投資が行われると予想できる新たな市場を作り出し、再びその支配者となるのだ。
(Garett Rogers)
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