今週からバルセロナで開催されている「Mobile World Congress ‘08(MWC)」で、「Android」が旋風を巻き起こしている。Texas Instrumentsをはじめとする複数の企業が、Androidオペレーティングシステム対応の製品プロトタイプを発表したが、人々はそれでもまだ満足できていないようだ。イベント参加者が目にした試作品の数々が「Engadget」サイトに掲載されているので、チェックしてみてほしい。
Android自体はいまだに初期ベータの域を出ていないが、早晩リリースされるソフトウェア開発キット(SDK)の新版がそうした状況を一変させるだろう。聞いたところによると、ユーザーインターフェースもバルセロナのMWCに出品されたのとは別物になる可能性があるという。
ドキュメンテーションの質が水準より低く、有益な事例も少ないため、開発が進むにしたがって、同APIは扱いが相対的に難しくなっている。Russell Shaw氏は、こうした「ダメダメなコード」がGoogle陣営の頭痛の種になっていると指摘しており、わたしもその点には同意する。サードパーティに対し、完全にオープンになっているシステムで、ドキュメンテーションがまずく、コードの出来も(少なくとも現時点では)よくないというのは、普及を目指す新たなOSにとっては非常にやっかいだ。
とはいえ、基本的にユーザーは携帯電話のOSなどを気にしておらず、途中で乗り換えを考えるケースも少ないことから、これはそれほど大きな障害ではないと思う。もちろん、サードパーティアプリケーションが利用しやすくなり、広まっている現状に鑑みて、いずれはマルウェアが問題化するおそれは十分にある。Android開発コンテストに何かを出品する気があるなら、ウイルス/アドウェアスキャナーを作ってみてはどうだろう。優勝が狙えるかもしれない。
(Garett Rogers)
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