金融ビジネス2.0の典型でもあるソーシャル・レンディング・ビジネスであるが、丁度勢いが付き始めた矢先にサブプライム・ローンの問題が発生した感がある。しかし、これは結果的にはP2Pレンディングに勢いを与えることとなる可能性がある。(ソーシャル・レンディングについては、以前こちらで取り上げています。)
サブプライム・ローンの代替として
サブプライム・ローンに端を発する信用不安は、サブプライム・ローンを手掛ける住宅ローン会社の資金繰りを悪化させ、新規貸し出しを困難な状況に追い込んでいる。結果として低所得者向けローンが絞り込まれることとなるのだが、その受け皿となりえるのがソーシャル・レンディングだというロジックだ。
FinExtraは、Lending ClubのCEOの言葉として、以下のように伝えている。
"During this credit crunch, people-to-people lending provides a valuable alternative, and keeps money flowing when people need it the most."
もともと金融機関は無くとも大丈夫だ、との掛け声のもとに始まったサービスであるが、サブプライム問題がその勢いを強める結果となった訳である。
変わる借り手のプロファイル
ソーシャル・レンディングのもう1つの雄であるProsperによれば、借手のクレジット・レーティングも徐々に高まってきているという。つまり、金融機関の引き締めにより、従来金融機関からお金を借りることが出来ていたような人達も徐々にP2Pレンディングへと流れてきている可能性があるわけだ。
とは言え、サブプライムの問題は永続的なものではない。今後、Web2.0の思想を汲んだ金融サービスがどのように金融機能をリッチにし、その担い手を変えていくのか注意深く見守っていきたい。
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