Japan Linux Conference 2007終了

2007年10月23日 13:02
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みなさんこんにちは。日本Linux協会の野首と申します。

去年まではhttp://blog.linux.or.jp/にてブログを公開していましたが、今年からCNET Networksさんのご協力によりこちらに場を移させていただくこととなりました。
まだきちんとした移行作業は済んでいませんが、みなさんよろしくお願いいたします。

今回は先月実施した、Japan Linux Conference 2007について簡単なご報告をいたします。
まだ日本Linux協会が設立される前の1998年からLinux Conferenceという名称で実施してきたこのカンファレンスですが、紆余曲折があって今年は"Japan"を冠した名前となりました。

オープンソースソフトウェアやフリーソフトウェアを対象とした国内イベントの中では、論文公募形式をとっている唯一のカンファレンスです。今年も例年通り、2日間の開催となりました。去年と大きく異なっていたのは、これまでのLinux World併設開催から単独開催とし、会場を産総研臨海副都心センターに移したことです。時期も6月から9月へと変わりました。
平日の単独開催、加えてあまり交通アクセスの良くない場所にもかかわらず、昨年よりも若干多い参加者数(のべ約200人程度)となりました。ご来場の皆様、発表してくださった皆様には大変感謝しております。

どのような発表があったかは抄録集のページをご覧ください。これ以外にもBOFやライトニングトークが開催され、活発な議論が交わされました。

特に、BOF「Linux カーネルドキュメントの日本語訳活動とコミニティへ参加について」ではさまざまな意見が飛び出しました。池田さん、柴田さんによるLinuxカーネル付属のドキュメント(HOWTO, SubmittingPatches)の翻訳事例に端を発したこのBOFですが、どうやってソフトウェア開発に日本人を引き込むか、開発以外の手段でソフトウェアの改善に寄与するか、といった話が議論されました。
大勢の意見としては「バグ報告でもいいからなんらかの働きかけをする」というものでしたが、なかなか最初の一歩を踏み出すのはシャイな日本人には難しいのかもしれません。
ところで、先ほど紹介したドキュメントは今も改定が進んでおり、最新のLinuxカーネルにはこの日本語訳が
含まれています。さらには、日本語訳の同梱をきっかけに中国語訳、韓国語訳なども同梱されるようになっています。Linuxカーネル開発コミュニティでは、もはや英語だけでは人手が足りないという認識が広がっているようです。

さて、このカンファレンスも昨年までの名称から変更して「Japan」を冠するようになりましたが、これもそういった状況の変化と若干関連があります。名称を変えることによって、日本での開催であることをより明確にし、非日本語圏へのプレゼンスを強化しようという狙いがあったからです。
英語の論文も受け付けようと、関東地区在住の非日本語圏ユーザーグループであるTLUG(Tokyo Linux Users Group)へ応募を募ったりもしたのですが、残念ながら効果は芳しくありませんでした。

先々週には反省会を開き、来年度はさらなる改善を目指そうとしています。来年の2月ごろにはまた論文募集を行い、9月に開催する予定です。われこそはと思う方は是非ご応募ください。

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