JLA会長の野首です。前回はVPSについて皆さんのご意見をいただき、ありがとうございました。 また、当初タイトルを間違えて「VPN」としてしまい、すみませんでした。
その後いろいろありまして、結局VPSは使わずに済むことになりそうです。せっかく情報をいただいたのに、どうもすみません。
ところで、先日仕事の関係でHOSTING PRO 2008/に参加いたしました。 ちょうどサービスとしての仮想化技術 〜事業者の運用ノウハウに迫る!〜 という、まさにVPS直撃のセッションに参加したので、その中で聞いた話をお伝えしようと思います。
内容は実際にLinux, FreeBSD上で仮想化技術を用いてサービスをしている企業の担当者が、 歴史と共にどのような仮想化技術を用いていたか、またサービス上何が問題となったかといった 話を各自の紹介とパネルディスカッション形式で行う、非常に具体性の高い内容でした。
発表に参加されていた企業は以下の通りです。
どの会社もだいたいの流れは同じで、最初はLinux vserverから入り、その後 QoSの必要性からXen, Virtuozzo/OpenVZに乗り換えるといった感じでした。 各社のなかでは唯一NTTコミュニケーションズだけがFreeBSDにも対応しており、 Verio社のFreeBSD VPSというものを使っているそうです。
パネルディスカッションではマイグレーション、QoS、実装の選択という3つの話題について 話し合いがなされました。
マイグレーションに関しては、「Live Migrationが必要なほどシビアなケースはほとんどない」 という方が多く、唯一Virtuozzoを利用している会社だけが「ハードウェア更新の時に使っている」 という回答をされていました。実際のところ、XenでLive Migrationを行うためには高価な 共有ストレージが必要なので、そこまでできないという雰囲気でした。個人的な乾燥としては、 AoE(ATA over Ethernet)やiSCSIなど、Linuxでもソフトウェアだけで共有ストレージを 実現する基盤が整備されつつあるので、今後はLive Migrationの利用も増えるかもしれません。
QoSについては各社とも必要性を強く感じているようです。 QoS機能のないvserverを使っていた各社はみなXenやOpenVZ、Virtuozzoに乗り換えたそうです。 しかしQoSを行うにもノウハウが必要なようで、チューニングパラメータが肝になるという話でした。 具体的にはメモリ・ディスク・ネットワーク帯域のバランスが問題だそうで、
「もし一から仮想化技術を選びなおせるとしたら?」という問いかけには、
XenもしくはOpenVZ、FreeBSD VPSという回答でした。その理由のほとんどが、ソースコードが
あるからということで、どこもいざ問題が発生したときには自社でなんとかできるという
自身を垣間見ることができました。
今回JLAでVPSの導入をすることはどうもなくなりそうなのですが、せっかくHOSTING PROで いろいろな話を聞いてきたので、ご紹介してみました。何かしらのご参考になればと思います。
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