ホンネを言わない部下と聞かない上司

April 24, 2008 10:19 AM
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 あらためてご紹介するわけではないのですが、僕の勤めている会社では、いわゆる企業情報ポータルやグループウェアなどに分類される、企業向けの情報系システムを作っています。

 今の世の中、「情報共有」の大切さはいろんな人がいろんなところで説明していますし、僕もこれまでの経験や考えるところを、このブログをはじめ、さまざまな機会を通じてご紹介してきました。

 「情報共有」と聞くとナレッジマネジメントとか、ちょっと高度な活動を連想されるかもしれませんが、こと僕らの日常的な業務においての基本は、
・部下が抱えている課題を上司が把握できているか
・上司の考えや構想を部下が理解しているか
ということであって、いわばコミュニケーションの問題が根っこにあると思っています。

 さて、ここで考えなければならないのが、「部下は上司にホンネを言っているだろうか」ということ。部下が上司に本当のことを報告しない限り情報(課題)は共有されませんから、大前提になるわけですね。実際には、上司は部下にホンネで接しているか、といった点や、同僚同士が嫉妬心などを理由に情報を隠し合っていないか、なども考えねばなりませんが、とりあえず置いときます。

 要は、いくらツールを入れても、ホンネを語れる風土が社内に根付いていないと、そもそも「情報共有」なんて絵に描いた餅にしかならないはず。人は放っておけば、自分を良く見せようとする一方で、失敗や問題を隠したがる性向を持っていますし、失敗に対しては言い訳が先に立っちゃいますから。言い訳を聞くと、僕なんてつい「コンニャロ」と思っちゃいますね。

 すると今度は、ホンネを語れる社風を作るにはどうやったらいいか、という問題に至ります。それには多分逆を考えてみればいい。ホンネを話せない社風って、こんな感じじゃないでしょうか。
・上司が常に不機嫌な態度・表情をしている
・部下の話を好んで聞こうとしない
・問題があると事情に関係なく上司にひどく叱られる
・仕事のやり方を一方的に押し付けられる
・理由もなく、ただやれと言われる
・自分は評価されていないようだ
・問題があると査定に響く
・言っても無駄だったことが多い
(以下続く)
 さて、ここまで考えてフト気がついた。じゃあ、うちの会社はどうなのよ。

 社風っていうと、どうしてもぼんやりしてしまいますが、体質とでもいうのでしょうか。組織として多くの人が集まり、目的を共にしてやる以上、これは結構重要。とはいえ、「情報共有」が大切なことは、みんな分かっているんだけれども、なかなかホンネで語るのは難しい。プライベートでも難しいのに、仕事となるとなおさらです。

 僕自身、ホンネを許さない社風であってはいけないと思うし、なによりもそういう会社にはしたくない。意見やアイデアがどんどん出て、活発な議論が行なわれて、課題を隠すことなく共有できるような、そんな会社にしていきたいし、していかなければ僕らのような小さな会社に意義はないでしょう、おそらく。

 次回も、もう少しそこらへんのところをお話したいと思います。


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前川@ドリーム・アーツ

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プロフィール
前川賢治(Kenji Maekawa)
株式会社ドリーム・アーツ最高技術責任者(CTO)。大型汎用コンピュータ向け ソフトウェア製品の輸入商社である株式会社アシストにおいて、製品開発を担当。 1996年にドリーム・アーツ設立に参画。
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