これを読んでいる読者は、どんなLinuxを利用しているのだろうか(話はそれるが、かわいらしいペンギンのマスコットキャラクターをPenguin Computingのサイトで見つけた)。
違う言い方をしよう。あなたやあなたの会社は、どのベンダーのディストリビューションを使っているのだろうか。
さまざまなLinuxディストリビューションの「マーケットシェア」(より適切に言うなら「マインドシェア」だが)を見積もるのは難しい。そんなことはまったくの無意味と切り捨てる者もいる。
これを見積もるのに最も適した方法は、アンケートだ。任意の回答を選択した人数を数え、それが真実の回答であると仮定する、例のアレである。
そんな2件の調査結果が先ごろ発表されたが、これがどちらもまったく異なる答えを出しているのだ。
4月には、Evans Dataが開発者に関する調査の結果を明らかにした。これによると、非商用かつ無料のLinuxが勢いを増しているという。Evans DataのCOOであるJohn F. Andrewsは、Red Hatなどの外部企業によるサポートより、今ではコストとアップデートの容易さが重視されるようになっていると、声明で指摘している。
一方、Desktop Linuxの調査では、これと大きく異なる結果が出ている。同社の調査によると、Mandrake、Debian、RedHat、SUSEおよびGentooなどのベンダーが厳しい競争を繰り広げており、デスクトップ市場におけるLinuxのシェアは合計で15%程度だという。また同調査は、利用者は移り気で、シェアを獲得していてもすぐに逆転が起こる可能性があると結論づけている。
DistroWatchは、さまざまなディストリビューション製品のウェブサイトのヒット数を計測している組織だ。こちらの結果では、Ubuntuが先頭を走っており、続いてMandrake、Fedora、MEPISという順になっているという。
ここで問いたいのは、こうした調査にはどんな意味があるのかということだ。利用者は、みずからのニーズに最適なディストリビューションを採用しているはずである。彼らが気にするのは、言語サポートを始めその他の各種サポートやアップデート、新機能や特殊性能といった事柄だろう。ディストリビューションの移行には、製品に対する習熟度が上がりにくくなったり、コストが導入規模に左右されたりといった問題もある。
わたしは今、Linuxの利用者はディストリビューションに何を期待しているのか、自分が利用しているソフトウェアにどのような要素が欠けていると感じているのか、どういった改善を望んでいるいるのかといった事柄に興味を持っている。人はそれぞれ異なるわけだから、答えはいくらでも存在しているのだろう。けれども、独立記念日の連休ボケを解消するには、こんな考えを巡らすのも悪くない。
(Dana Blankenhorn)
※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。
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