オープンソースは日常生活のそこかしこに

February 1, 2006 07:04 PM
トラックバック (1)  

 オープンソースは企業ではない。ブランドでもない。プロセスだ(ZDNet UKのCEBitフォトレポートに、Linuxペンギンの写真が掲載されていた。マーケティングという面では、オープンソースは確かにちょっと物足りない)。

 大半のアメリカ人が、すでに多数のオープンソースを使用している。家庭用ルータにLinuxが搭載されている場合もあるし、デジタルビデオレコーダー「TiVo」もGoogleもLinuxを用いている。「Firefox」などのWindowsプログラムだって、オープンソースだ。


「BusinessWeek」誌の記者Sarah Lacyのようにビジネスの動向を追いかけている人々にとって、これはちょっとした問題であるようだ。日常生活でオープンソースの商標を見かけることがほとんどないために、その実態が見えてこないとLacyは言う。ビジネスやその利益について記事を書く人々は、実態が見えないと不安になるものなのだ。

 だがそんな必要はない。オープンソースは、基本的な技術が普遍化し、だれもがそれを利用して何かを開発するようになるまでのプロセスだからだ。インターネットは今では基本である。多くのソフトウェアの機能も同じだ。こうしたリソースを共有して、わたしたちは付加価値の高い複雑なサービスを開発している。

 ソフトウェアにとってのオープンソースは、ハードウェアにとってのムーアの法則とよく似た存在だ。基本的な必需品の価格を限りなくゼロに近づけるのである(インストールとトレーニングにはコストがかかるが)。そして人々は、それを土台にモノを作る。

 基礎が固まれば、そのほかの部分はあっというまに進化する。高度に抽象化することも、特定の分野に狙いを定めて具体化を極めることも可能だ。

 基本技術をだれもが利用できるようになった場合、勝ち残るのはそうしたツールを自在に活用できる人々である。21世紀の経済は、こうして成長していくのだろう。

(Dana Blankenhorn)

最新エントリー
カテゴリ
月別のアーカイブ
プロフィール
ZDNet.com オープンソースブログ
オープンソースの動向に詳しいDana Blankenhorn、Joe Brockmeier、Paul Murphyが米ZDNet.comに寄せている記事を翻訳してお届けします。気になるソフトウェアやキーパーソン、企業、団体などオープンソースに関する様々な情報の収集にお役立てください。
Powered by
 

企画特集

DELLが掲げる「新・仮想化アセスメントサービス」DELLが掲げる「新・仮想化アセスメントサービス」
〜企業システムの仮想化環境の構築を支援〜
APC SOLUTIONS FORUM 2008をレポートAPC SOLUTIONS FORUM 2008をレポート
電源、冷却の効率化によるエネルギー削減とは?
Techno ExchangeTechno Exchange
RackableとCTCの地球にやさしい関係
仮想化環境で求められるストレージの要件仮想化環境で求められるストレージの要件
それに応えるNetAppの実力とは?
「シンプル」&「低コスト」な運用管理「シンプル」&「低コスト」な運用管理
IT運用管理に関するアンケート実施中!
ZDNet Japan Green ITZDNet Japan Green IT
サミットだけでは終わらせない!エンタープライズの取り組みはこれからだ!
セキュリティ対策レベルテスト公開!セキュリティ対策レベルテスト公開!
自社のセキュリティのウイークポイントはドコ?
Webセキュリティ特集Webセキュリティ特集
Web2.0時代の脅威へ対抗するためのソリューションとは?
ZDNet Japan ホスティング特集ZDNet Japan ホスティング特集
2008年夏のホスティングサービスのトレンドは何?
フォトレポート:飛行機の祭典--米国最大、オシュコッシュ航空ショー
米国最大の航空ショーであるオシュコッシュ航空ショーが米国時間7月28日から8月3日まで開催された。このフォトレポートではその模様をお届けする。
L・トーバルズ氏:「主要Linuxプログラマーになるのは楽じゃない」
Linuxの生みの親であるL・トーバルズ氏が、Linuxカーネルの開発について、新規の開発者がまず心得ておくべきことをインタビューで語った。
ブログの未来はどうなる--新しいコミュニケーション手段「ライフストリーミング」
最近、ブログ世界の変化が話題になっているが、ブログに続くコミュニケーション形態としてライフストリーミングが注目を集めている。