ZDNetではおなじみのわれらがDan Farber氏が、マサチューセッツ州の前CIOであるPeter Quinn氏が「(オープンソース開発者は)60年代風の装いをしろ」と放言したといって、さんざんにからかっている。
だがわたしは、Quinn氏はまじめに発言したのであり、その考えは真摯に受け止めるべきだと思う。
Quinn氏はつまり、「オープンソースはビジネスだ。政治的運動などではない」と言いたかったのではないだろうか。
この点については、Quinn氏は間違っている。オープンソースはまさしく政治的な運動なのだ。とはいっても、民主党と共和党の対立といった意味ではなく(両党がそうした姿勢を実際に取るようにならなければ、の話しだが)、もっと広範で哲学的な意味での運動だ。
政治が最終的に目指しているのは、最大多数の最大幸福である。こうした目標は、金や自由、権利といったさまざまなもので定義される。政治とはすなわち、われわれの社会の機能の仕方を決定する選択をすることなのだ。
オープンソースは本質的に、政治的な選択をするものである。コードを共有することで、知的財産も共有する。財産を共有することで、もっと豊かになれたらよいと願う。これが、すべてのオープンソースプロジェクトが共通して持っている基本的な理念だ。だがその行く末は、あらゆるレベルにおいて、非常に険しいものになるだろう。
Peter Quinn氏はこうした考えは好まないだろうし、読者も気に入らないだろう。わたしだって好きじゃない。政治色などどこかへ行ってほしいと思う。だがやはり事実は事実だし、今後も事実であり続けるのだ。オープンソースは、それ自体が目的なのではない。ムーブメントと言われるとおり、それは旅なのである。
(Dana Blankenhorn)
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