オープンソースの父は、オープンという言葉がお嫌いのようだ。
オープンソースの父、すなわちRichard Stallman氏は、「フリー(自由な)」ソフトウェアという言い方を好んで使う。同氏いわく、フリーソフトウェアは、使用の自由、閲覧の自由、変更の自由、要望の自由という、4つの基本的な自由を基礎としているという。
このうち最後の「自由」は、むしろ「義務」と言うべきではないかという議論がある。そこで出てくるのが、オープンソースという言葉だ。今では、オープンソースという言葉の方が一般的になっている(新しいBBCのドキュメンタリーはこうした前提を覆し、「フリーかつオープンソースなソフトウェア(Free and Open Source Software(FOSS)」という言葉を用いている)。
オープンソースあるいはFOSSは、2部構成の同ドキュメンタリーの中で、ブラジルのような国に存在するデジタルデバイドを撤廃し、新たな時代をもたらすものだとして描写されている。IBMやSun、Microsoftといった企業がこの概念を推進していると、簡単に紹介されていた。
だがこうした考え方は正しくない。オープンソース、つまりFOSSは、貧しい者にばかり恩恵をもたらすわけではない。富める者にとっても、その中間に位置する人々にとっても有益なのだ。FOSSは、あらゆるユーザーをそれぞれの開発コミュニティに参加させ、すべての人の想像力をアプリケーションの構築に活かすものだからだ。
オープンソースを採用するプログラムは、クローズドソースより進化の速度が速い。バグもすぐに発見される。ただし、そうして施された修正がコミュニティに伝播しにくいという問題点も抱えている。プロプライエタリ製品の場合は、全員の連絡先を押さえていて、セキュリティアップデートを適用するよう強制的に指示できるという点が大きなアドバンテージになっているのだ。
もっとも、そうした優位がいつまでも保たれるかどうかは、保証の限りではないが。
(Dana Blankenhorn)
※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。
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