一度トレンドが確立すると、企業はそちらの方向を一斉に向くものだ。オープンソース例外ではない。
だが、だれもが流行にうまく乗れるわけではない。トレンドの方向が誤っていたからではなく、あらゆるビジネスにはリスクがつきもので、しかもその大半が利益には結びつかないからだ。
Pervasiveが「PostgreSQL」のサポートを打ち切ったことから、そうした事実をあらためて認識させられた。同社の社長であるJohn Farr氏は、ユーザーに当てた公開書簡の中で、競争の激しさをサポート撤退の原因として挙げている。
PostgreSQL開発コミュニティ内にすでに存在する品質サポートおよび専門知識のレベルの高さを、われわれは過小評価していた。こうした環境下では、Pervasive Softwareがコミュニティに代わりサポートやサービスを提供して、PostgreSQLの大幅な普及を促進する機会は非常に限られていると考え、撤退を決断した。
これはつまり、Postgreへの移行を検討している企業は、コミュニティから適正な価格ですぐれたサポートソリューションを得られるとFarr氏が考えていることを示している。Pervasiveは、同社がより大きな利益を得られる可能性のある分野に、資金を投下していくことを決めたわけだ。ビジネスはこうして回っていく。
市場への新規参入、成長、リスクの発生、事業の見直しという継続的なプロセスを経るのが、ビジネスというものである。だが、撤退する企業が現れたからと言って、前進を始めたトレンドは止まらないのだ。
(Dana Blankenhorn)
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