「LinuxWorld Conference and Expo」の展示会場の「うるささ」は、(特に1990年代半ば以降の)「Comdex」や1997年の「Internet World」のレベルにはまだまだおよばない。だが、会場となったMoscone Centerのフロアを埋め尽くすブースは、徐々に巨大化して来ている。IBMやNovell、IntelにOracle、HP、AMD、Motorolaと、多彩な企業が今年も大規模なブースを構えた。
こうした大型ブースの周りには、多数の20×30ブロックスペースが配置された。1社によって占められているスペースもあれば(O'Reilly、Tyan、Avocentなど)、複数の企業が分割して使っているスペースもある。10×10ブロックずつに区切られて、バックボードと机、そろいのシャツを着た熱心なセールスマンを備えるブースが並べられていた。
Comdexのスケールとは比べようもない。しかし、会場の騒音は大きくなる一方で、それと同時に、騒音に負けないよう展示品を派手にアピールし、マーケティングに予算をかけ、来場者を驚かせる仕掛けを施す必要も生じ始めている。
CNET.News.comのMartin LaMonica記者が指摘したとおり、今年のイベントで現れた最大の変化は、独自の「知的財産を所有している」と主張するZimbraのような企業が増えたことだろう。オープンソース主義を唱えていても、彼らの真の目的は、Microsoftに代表される大手プロプライエタリ企業を「十分代わりになる」製品をもって駆逐し、そこから金を搾り取ることである。
それぞれとらえ方は違うだろうが、わたし自身は「どこかで見たことがある光景だ」と思えて仕方がない。これまで追いかけてきたPCやインターネット、モバイルなどの業界も、まったく同じ道を歩んできた。すなわち、未来を切り開こうとする代わりに、過去のおこぼれに預かろうとする道を。
別の視点を持っている読者がいるなら、ぜひ意見を聞かせてほしい。
(Dana Blankenhorn)
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