John Dvorak氏が、AppleがSunを買収するのではないかと憶測している。
SunはAndy von Bechtolsheim氏の指揮の下、サーバ市場において確固たる地位を築いた。Dvorak氏いわく、AppleはSunのこうした地位に魅力を感じているという。
一方で、Sunの業績は不振が続いている。Sunの時価総額は180億ドル弱で、Appleの3分の1にも満たないのだ。
Dvorak氏は、Googleの最高経営責任者(CEO)Eric Schmidt氏が両社の仲立ちをすると述べており、同氏がAppleの役員に就任したのもその伏線だと推測している。
だが、わたしはこの考えに懐疑的だ。Schmidt氏が役員メンバーになった理由は、ほかにあると思っている。例えば、Schmidt氏が旗振り役になったはよいが、Googleの資産を食いつぶしている中途半端な「猿まね改革」を何とか進める間、Schmidt氏には会社から離れていてもらおうということになったとか。あるいは、AppleにとってGoogleのCEOを役員会に招くのは大仕事(Googleの現在の時価総額は約1160億ドルで、Appleの2倍)なので、それを成功させることにより、オンライン分野における「iTunes」の無敵ぶりをアピールしたいという意図がAppleにあったとか。
もしも、Googleの仲立ちによってAppleとSunの合併が実現したら、それはオープンソースにとって強い逆風となるだろう。Appleの「OS X」は制限の厳しい「BSD UNIX」をベースとしており、Sunの「CDDL(Common Development and Distribution License)」ライセンスはそれ以上に厳格なものではあるが、Sunのオープンソースに対する取り組みは大きな歓迎を受けるようになっている。対照的に、AppleはMicrosoft化する可能性がある。
当然ながら、ウォール街はこの噂に喜んで食いつくだろう。彼らは、1と1を足して1を得ることが何より好きなのだ。お人好しの大衆に、3として売りつけられるのだから。だいたい、この話がほんとうだったとしたら、Jonathan Schwartz氏があのおかしなポニーテールをとっくに止めているはずである(Schwartz氏を敬愛するみなさん、これは頭の禿げた年寄りが嫉妬のあまり口にしたジョークですので、念のため)。
(Dana Blankenhorn)
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