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とてもコワイ技術のお話――ハロウィンに寄せて

 企業にとっても一般消費者にとっても、最も恐るべき状況とは、マーフィーの(コンピュータの)法則が示しているように、サポートが打ち切られることである。

 ここ数カ月の間、なぜだかわたしの日常はマーフィーの法則に彩られていた。さまざまな場所で使っていたあらゆるコンピュータが故障し、iPodまで突然ダメになってしまったのである。

 中でもほんとうに冷や汗をかいたのは、「Open Office」のファイルが次々に失われ始めたときだ。いったいどう対処してよいものか、さっぱりわからなかった(今もわからない)。Open Officeのサポート制度やドキュメンテーションは、あまり充実していない。無料なのだから、仕方のないことではある。わたしの息子はアラビア語版を手に入れたし、彼の先生だって中国語版を持っているらしい。その代わり、トラブルが起こっても自分で解決せよ、というわけだ。

 フリーソフトウェアとは違って、オープンソースはビジネスモデルを持っている。有料サポートを受けることも可能だ。だからこそ企業も、何の心配もなくオープンソースを利用できるようになったのである。メディアの関心を集められれば、金をかけた宣伝以上のPR効果も得られる。

 問題は、ビジネスの規模だ。ユーザー層が拡大すれば、相応のサポート制度を確立しなければならない。だがそれには膨大な資金が必要になる。さらには、あまり楽しいことではないが、官僚的な組織体制を敷いてサポートやアフターケアの要請に優先順位を付けていく必要も出てくる。

 そうした構造を築き、またそのための資金をユーザーから集める手段を見つけられなければ、オープンソースの命運は尽きるだろう。

 それこそが、最も恐るべき状況だ。

(Dana Blankenhorn)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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