Ken Krugle氏の検索エンジンには、個性的な特徴がある。
オープンソース開発者や、詳細なコードリソースが必要な人なら、Googleより「Krugle」のほうを便利だと感じるはずだ。
「ほんとうに? Googleにだって、独自の検索機能を備えたコード検索エンジンの『Google Code』があるじゃないか」という読者の声が聞こえてきそうだ。確かにその通りだが、同サービスはKrugleほど優秀ではない。
Krugleがすぐれているのは、Googleが検索に注力してYahooを負かしたように、コンピュータコードを含む検索に特化されているからだ。Krugle氏は、コードはキーワードだけを手がかりに探すものではないことを理解している。結果的にKrugleでは、コードばかりでなく、プロジェクトや技術ページといったさまざまな視点からの検索を通して、仕事ですぐに使える結果を提供できるようになった。
その道の専門家と話をした経験から、Krugle氏は検索エンジンの開発に着手する以前に、Googleも同様の取り組みを進めるに違いないと予測していたという。「Googleは、1980年代のMicrosoftに似ている。だれもが何かを始める前に、まずGoogleのことを考えるのだ。だが、Googleを相手にする可能性があるからといっていちいち身をすくめてしまっていては、何も達成できない」(Krugle氏)
その言葉通り、Krugle氏は実際に行動した。結局のところ、Google Codeのサービス提供開始後も、Krugleに対するアクセス数は増加している。Krugle氏は、2007年もぼちぼちやっていければよいと考えているそうで――1日の単独アクセス数として、たかだか100万件を目指している程度――、そもそもそうしたトラフィックから利潤を生む方法もまだ確立できていないという。
それでもオープンソースプログラマにとって、Krugle氏の果敢さは宝だ。同氏の振る舞いから得られる教訓には、きわめて大きな意味がある。
(Dana Blankenhorn)
※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。
- 前のエントリー: オープンソース的クリスマスプレゼント
- 次のエントリー: OSDLのリストラが意味するところとは
「ZDNet.com オープンソースブログ」 のバックナンバー
-
真の「オープンソース候補」はだれか?
ブログサイト「Vanduska」は、バラック・オバマ氏こそが“オープンソース候補”だと論じている。 同サイトが引用している、Googleによるオバマ氏へのインタビューによれば、イリノイ出身の同大統領候補は、ネッ... -
L・トーバルズ、マイクロソフトの「特許恐喝」を一蹴
-
OpenOfficeよ、友の手を取れ
-
胸襟を開く時代
-
マカフィー、オープンソース訴訟への懸念を牽制
- ZDNet.com オープンソースブログ 一覧へ »
ZDNet Japan Essential Topic
-
【おススメのIT求人情報を掲載中!】
業界を代表する各社のインタビューも公開中 -
ERPは企業の期待に応えたか?
ERPの導入に迷われている方はこちらへ
企画特集
-
ビジネスでも使えるスマートフォンアプリ
オンでもオフでも使える!充実のアプリケーションを紹介 -
REAL IT COOL PROJECT
地球環境にやさしいITプラットフォームを目指して -
次のキーワードは、SOIとITFM
カスタムメードのグリーンITのススメ -
二度手間とミスばかりのデータ管理は嫌だ!
Webデータベース「働くDB」でカンタン業務改善! -
価格から質へと変わるアウトソーシング市場
多様化ニーズに応えるマネージドサービス -
ネットビジネスの変遷とサーバ管理の変化
CNET Japan編集長が聞く、アウトソーシングの有効性 -
17年ぶりに進化したファイアウォール
750以上のアプリケーションを識別してブロック -
情報大洪水時代を生き抜くソリューション
最新の企業内検索ツールでビジネスプロセス改善 -
日本企業が抱える3つの課題とは?
それに答えるインフォアのソリューションを紹介!! -
あの開発者の仕事が早いのはなぜ!?
C/C++の開発を効率化する究極のツールはこれだ! -
グリーンデータセンターの新潮流
GreenITの国内外の今の動向がわかる! -
これからのERP・CRM・SFAの姿とはー
種類・提供形態・価格の多様化で選択肢が広がっている -
日々のルーチンワークを自動化する方法
JP1での業務自動化 → コスト削減+企業力アップ -
大規模システム対応のホスティングとは
SNSや動画共有サイトにも活用されています! -
メーカー型番で選べる専用サーバ
料金改定!よりお求めやすい価格に! -
MicrosoftもOracleもDWH市場に参入!
3年間で40社以上への国内納入実績を持つ強みを解説 -
レプリケーションによる災害復旧対策!
日本CA ARCserve Replication -
所有から利用へ。拡大するiDC市場
サービス開始から12年!信頼のさくら -
運用管理こそ業務の背骨
メール・情報共有をシステムダウンから守る運用管理 -
なぜ、ERP 導入は敷居が高いのか?
【事例】マイクロソフトのERPによる日本の商習慣対応 -
ERP,CRMのレスポンスの遅さを劇的改善!
リバーベッドのWAN高速化を徹底レポート -
エンタープライズサーチ特集!
ConceptBase、SMART/Insight、Accela BizSearch
-
マルチコア – インテルがどのようにそれを機能させ重要なものにしているか
2008年11月4日 -
マルチコアの考え方で設計を始める時期は早すぎることはない
2008年11月4日
