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 ZDNet Australiaが行ったテレビ討論式のインタビューの中で、Linus Torvalds氏(本ブログの読者も同氏をLinuxを代弁する人物として選んだ)は、Linuxカーネルを急いでバージョンアップするつもりはないと語った。現在の2.6バージョンは、発表から2年半が経過している。

 「Microsoft Windows Vista」のリリースを控えて巷は大騒ぎだが、だからこそ同氏の発言は非常に魅力的に感じた。

 メジャーアップグレードには、設計者からプログラマ、システム管理者からユーザーまで、だれもが頭を悩ませる。Microsoftのよなプロプライエタリベンダーは、市場の需要を喚起するため、定期的にメジャーアップグレードを行う。アップグレードを強要される機会が増えるほど、利ざやを稼ぐ機会も増える仕組みである。

 だがオープンソースは、こうした戦略を採っていない。アップグレードが行われるのは、セキュリティホールが発見された場合か、新たな機能が豊富に蓄積された場合に限られる。

 「利益以上の損失を被る」ことは、こうした流れの中では起こらなくなる。問題があるのはコストではなくユーザーの方で、価値を創造するのはソフトウェア製作者ではなく消費者になるのだ。

 プロプライエタリ全盛期、他社が活動を停止している中でMicrosoftだけがWindowsのメジャーアップグレードを行っていた頃は、同社に分があった。だが今日の状況下では、有利なのはLinuxである。

 変化のペースやイノベーションの必要性についてはどう考えればよいのだろう? わたしはそれほど気にしなくてもよいと思う。オープンソースの功績は、次元を変えたところにあるのだ。

(Dana Blankenhorn)

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メジャーアップグレードよ、さらば

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