著述家のJohn Robb氏はここ数年、オープンソースプロセスの戦争への応用について論じてきた。著作「Brave New War」にも、そうした論旨がとりわけ顕著に描かれている。
同氏は、オープンソース手法を活用した「善玉」側が、最終的には勝利を収めるだろうと主張している。
テロリストの武装集団と対峙するときは、対抗組織が自然と生まれるようにしろと、同氏は言う。イラクのアンバル州における経験は、その格好の事例だ。今ではブッシュ政権も、これを治安改善の成功例として自画自賛している。
オープンソース企業がアドオン開発者を掌握できないように、こうした反テロ組織もコントロール下に置くことはできないかもしれない。だが、彼らが治安を維持している間に、経済発展や貿易振興といったグローバリゼーションの力をもって、平和を築くことは十分にできる。
Robb氏の主張には、オープンソースプロジェクトが参考にすべき大切な教訓がいくつも含まれている。
Robb氏は基本的に、政府であろうと国外勢力であろうと、中央集約的な権力を行使することはできないと考えているようだ。好ましい均衡状態が自然と生まれるとはかぎらないが、共存は可能なはずだ。
こうしてみると、ここにはプロプライエタリ企業にとっても重要な啓示が含まれていると言えるかもしれない。
(Dana Blankenhorn)
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