Flashlineの最高経営責任者(CEO)Charles Stack氏が、SOAの価値命題は「3つのR」に集約していると述べた。ちなみに、このRで始まるものの中に、レジストリ/レポジトリ(registry/repository)は入っていない。
先日の本ブログ記事で、BEAがレポジトリベンダーのFlashlineを買収する予定を明らかにした件に言及し、BEAのPaul Patrick氏がレジストリ/レポジトリの持つ力について語った内容を紹介した。
同様に、Stack氏と話をする機会も得られた。Stack氏は、SOAの運用に付随する細かな作業にばかりとらわれている企業に対し、大局的な視野を持つことを忘れないようにと助言している。「数週間にわたり、(BEAとFlashlineの)2社を1つにする取り組みを進めてきたが、中でも現状を俯瞰的にとらえることを心がけた。そもそも、BEAとFlashlineの顧客はなぜSOAを利用しているのか――その目的は、アジリティを高め、コストを削減することなのだ」(Stack氏)
Stack氏は、「reuse(再利用)」「reduction(削減)」「remix(統合)」という、Rの頭文字を持つ3つのポイントを指摘した。「(SOAを導入すれば、)ユーザーは経費を節約し、不必要なデータの複製を削減することができる。ビジネスのニーズに応じて、ITの諸機能を新たな形で利用可能になるというメリットも生まれる。従来にはなかったスタイルであり、さまざまな変化をもたらすコンセプトだと言えよう」(Stack氏)
これを踏まえたうえで、企業が現在所有しているSOAの資産や機能をより正確に把握するのを助けてくれる、レジストリおよびレポジトリが必要になるわけだ。「実にシンプルな考え方なのだが、多くの企業の内情を知るにつけ、社内に散財しているファイルがWSDLファイルなのかスキーマファイルなのか、あるいはBPELファイルなのか、もしくはメタデータと互いの関係性情報を含む無数のXMLファイルなのか、把握できていないケースがほとんどであることに驚かされる」と、Stack氏は話している。こうした資産情報をレポジトリによって整理することで、「組織はSOAの利点をようやく享受できる」(Stack氏)のだという。
(Joe McKendrick)
※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。
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