「WS」から始まる仕様は数が多くて実にわかりにくいが、最近はいったいどのような状況になっているのだろう。そもそも、そうした状況に常に気を配っている読者はどれくらいいるのだろう。
もといSteve Jones氏は、WS仕様の動向を追いかけている希有な人物のひとりだ。同氏は先頃、自身のブログにWS仕様を批評する記事を掲載し、よいもの、悪いもの、どうしようもないものといったランク付けを試みた。
Jones氏によれば、WSDLやWS-Addressing、WS-Policyなどの基本的な仕様はどれもすぐれており、WebサービスおよびSOA環境とも問題なく連係しているという。
このところ注目を集めているWS-BPEL 2.0については、人手による処理がいくらか必要になる点に触れつつ、好意的な評価を下している(BPELは本ブログでも数カ月前に取り上げた)。
各仕様の中でも、「よい面もあれば悪い面もある」とされたアイディアは、次のとおりだ。
Semantic Web Servicesは、実務的なレベルでは運用不能である。ただし、優秀なフロントエンドツールと併用すれば、そうしたレベルのサービスも提供できるかもしれない。
UDDIの「崇高なビジョンはいまだ認知されていない」と、Jones氏は指摘する。「まともな製品に搭載されるようになってはいるが、周囲の期待通りに標準化されたとはとても言えない」。
WSRF - Resource managementは、「リソース状態を著しく複雑化する」おそれがあるという。
Jones氏が「即死(Dead on Arrival:DOA)」と切り捨てた仕様には、次のようなものがある。
WS-Choreographyは、「実に魅力的であるように思えたが、まったく支持を得られていない」。
Web Service Quality Modelも同様に、「悪くない…はずだったが、いったいどこへ消えてしまったのだろう」。
WS-Reliabilityは、「より質の高いWS-RM標準に完敗」。
また、WS-ContractおよびWS-SLAは、いずれも「動向不明」だという。
さらに以下のWS仕様は、「危険な概念」に分類されている。
WS-TXは、Webサービスを介して二相コミットを実行する。その結果、「ユーザーはこれをインターネット経由で公開してから、なぜ大規模なパフォーマンス問題が発生しているのかと首をひねるはめになる。二相コミットが必要なほど密接に結びつけるべきものならば、Webサービスを使用するのではなく、単に緊密に結合させればよいのだ」。
WS-BusinessActivityは、「理論を気化させてしまう」のだそうだ。
(Joe McKendrick)
※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。
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