ウォール街はテクノロジーの主流を決める力を持っているが、ウォール街自身はどういったテクノロジーを使用しているのだろうか。これまでは、IBMやSun Microsystemsがウォール街の企業を得意客としてきたが、あるアナリストの話では、最近ではMicrosoftも勢力を伸ばしつつあるという。Darryl Taft氏がニュースサイトeWeekに寄稿した記事には、Eikos Partnersのパートナーを務めるMichael DeSanti氏が、Microsoftの「.NET Framework 3.0」は拡張性の高いSOAを構築しようとする金融サービス企業のニーズを満たせると発言したとある。.Net Framework 3.0には、「WCF(Windows Communication Foundation)」「WPF(Windows Presentation Foundation)」「Windows WF(Workflow Foundation)」「CardSpace」が含まれている。
ウォール街におけるSOAをテーマに最近ニューヨークで開催されたカンファレンスで、DeSantis氏は、「MicrosoftはSOA分野で手堅い製品を提供している。オペレーティングシステムから『Microsoft Office 2007』、エンタープライズアプリケーション開発環境の各要素に至るまで、同社のあらゆる企業向け製品にSOA技術が組み込まれるようになった」と語った。
Microsoftの初期のSOAに対する取り組みが、同分野における基礎を作り上げたと、DeSantis氏は指摘している。同氏は、「MicrosoftはDCOM(Distributed Component Object Model)やCORBA(Common Object Request Broker Architecture)のサポートを始めたころから、SOA分野に関わってきた」と述べ、XML、XML Schema、SOAP(Simple Object Access Protocol)の発展や、WS系のWebサービススタック、WSDL(Web Services Description Language)の開発に大きな貢献をした点を評価した。
さらにはMicrosoftのWCFが、あらゆる開発者がWebサービスを統合する際に必要とする「単一のフレームワーク」を実現したとして、その取り組みを称賛している。
「DeSantis氏は、『WCFはセキュリティ、信頼性の高いメッセージング、トランザクション、メタデータ、XMLに対するサポートを、1つのプログラミングフレームワークの下で実現する』と話し、一方のWPFは、ユーザーインターフェースやメディア、ドキュメントを作成するための生産的かつ統合的なフレームワークであり、比類のないユーザーエクスペリエンスを生み出すものと称えた。さらに、『WPFは、次世代ユーザーインターフェースを構築するフレームワークとして、多くの人々に愛用されている。双方向的なユーザーインターフェースを開発し、開発者およびデザイナーの生産性向上に役立つフレームワークだからだ』と、同氏は述べた」(Taft氏)
(Joe McKendrick)
※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。
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