ここ最近、Web 2.0およびエンタープライズ2.0分野の中核的な存在である「マッシュアップ」アプリケーションと、SOA分野の中核的な存在である「コンポジット」アプリケーションの類似点および相違点に関する議論をたびたび耳にする。両者の本質は同じであり、生き別れになった双子のようなものなのだろうか。ZDNetのブロガーDana Gardner氏が主催する「BriefingsDirect」ポッドキャストに先日参加したが、そのときもこうしたテーマが話題に上った。
SOAの専門家として知られるDave Lithincum氏は「InfoWorld」サイトに寄稿した記事に、SOAとマッシュアップを同調させた、「マッシュウェア」とでも呼ぶべきものが生まれていると書いた。同氏によれば、マッシュウェアは基本的にミドルウェア層で動作し、フィードを処理したり、さまざまなバックエンドシステムに対するインターフェースとして機能したりするという。
Lithincum氏は、Web 2.0企業のJackBeが、リッチクライアントよりミドルウェアに重点を置くトレンドにおいて、一歩先を行っているようだと述べている。マッシュウェア対応サービスの例としては、ブログがある株について言及した回数を参照し、株価の上昇に応じてRSSを配信する仕組みを株価情報サービスに取り入れたものなどが考えられるという。
こうしたサービスを提供するには、株情報サービスとRSSフィードを運用し、両者をリンクさせて、連係を実現する独自のプログラムを作成する必要があった。マッシュウェアはこうしたフィードやそのほかのインターフェースの処理を引き受けてくれるもので、ユーザーは自分にとって最も使い勝手がよいように見せ方をカスタマイズできる。
マッシュウェアは、IT部門が他部門のために開発し、保守管理するSOAのコンポジットアプリケーションおよびインターフェースより、はるかに柔軟で(エンドユーザーの観点からすれば)融通が利くように思える。そのうえよりグラフィカルで、リンクさせられる外部ソースも多く、おもしろさという点でも勝っているようだ。もっともLithincum氏は、マッシュウェアがSOA的要素を強く持っていることを見抜いており、これこそコンポジットアプリケーションの未来の姿かもしれないと指摘している。
(Joe McKendrick)
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