わたしはこれまで本ブログを通じ、IT業界が「SOA」という呼称に執着する期間はそう長くは続かないはずだと主張してきた。ベンダーは、利益を搾り取れるだけ搾り取れば次の流行語に飛びつくだろうし、アナリストは、それが何であれ「次なる目玉」が登場すれば大騒ぎし、大きな成長が見込める分野だと予測するのだろう。
The Open Groupのカンファレンスで基調講演を行ったDave Linthicum氏も、時代はSOAの三語から先へ進もうとしていると述べた。個人的には、次は「イベント駆動型アーキテクチャ」か、あるいは「エンタープライズ2.0」へ移行していくのではと思っている。
「5年後にはだれもSOAを話題にしなくなるだろう。(中略)すべてがEA(エンタープライズアーキテクチャ)に収束していくと予想している」(Linthicum氏)
Linthicum氏の講演を聴いたZDNetのブロガーDana Gardner氏によれば、Linthicum氏はエンタープライズアーキテクトについて、「SOAの理念と手法を取り入れていくような、前向きな変化を追い求めるようになる」と話していたという。
SOAに関するPR合戦が加熱する一方で、組織が独自の技術リソースを確保し、構築し、管理するようになっていくのは、ごく自然な流れだ。今になって、「ブラウザベースコンピューティング」や「GUI」インターフェース」をわざわざ口にする者はいない。すでに当たり前の存在だからだ。これと同様にSOAやWebサービスも、インテグレーションやコンポジットアプリケーションと関わる仕組みとして、一般に受け入れられつつあるのである。ビジネスニーズを満たすため、2つ以上のアプリケーションを組み合わせることになった場合、これ以上の方法はないのが現状だ。
(Joe McKendrick)
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